バイポーラーワーク<1>
こんにちは。maimaiです。
今の季節はとても過ごしやすい気温と天気が多くて気持ちが良いです。
気分転換と運動を兼ねて、近くの公園によく散歩に出かけています。
萌える新緑の美しさと、森の中の鳥のさえずりに、心がスーッとして、モヤモヤしたものが流れ出していくようです。一人ルンルン気分で散策していました。
公園の中に遊歩道が作られているのですが、結構山深い雰囲気のところで、森の中をハイキングしている気分になります。自然の中にいるのは、本当に心から癒されます。
この季節は、結構体調がいい時と悪い時とで分かれます。去年の今頃はかなり悪くて、それがきっかけで仕事を辞めることになりました。心理的なところも多かったですが、自律神経の不調もあり、とにかく体がきつかったのを覚えています(原因不明の胸・体の痛みなど)。整体やらにも行きましたが、対処療法にしかならず。
今では、なぜそういう症状が出ていたのかは理解できます。仕事の心理的なストレスと、業務中(デスクワーク)のこわばった姿勢、運動不足やストレス対処不足など。
典型的な鬱期の考え方のクセで、独りよがりな判断をしていたことなども影響していると思います(私などが職場にいたら迷惑がかかる等)。過去の日記があるので、今見返すと冷静に考えることができますが、当時は絶不調だったからか、まともに考える余裕もなかったんでしょうね…。まあ、それが鬱の症状でしょうが。
軽躁期や調子のよい時に職場を決めて、鬱期に辞めるという典型的な双極症の人のパターンですが、これを繰り返さないために、失敗から学んでいかないといけません。
幸い(?)にも、鬱期の体調不良で仕事を辞めた経験はまだ3回ほどなので(十分多いかな(笑))、まだまだチャンスはあります。たぶん。
明日は前回のブログで書いていた、職業訓練校の入校選考日です。筆記試験と面接があるようですが、全く何も対策していません(^^;たぶん、そんなに難しくはないだろうと思うので、真面目にやれば大丈夫かと。またどんな内容だったかについては、次回にでもご紹介しますので、検討中の方などいれば参考にしてみてください。
前置きが長くなりましたが、今回から、双極症Ⅱ型の症状がある人や双極スペクトラム(双極症っぽい傾向がある人)向けに書かれた、『バイポーラーワークブック第2版』の内容を少しずつ紹介していきたいと思います。ただ、紹介するだけだとつまらないので、本の中のワークに取り組みながら、それも一緒に紹介できたらと思います。
(本の概要や目次については、商品ページからでも確認していただけると幸いです。)
この本は、気分の変動をコントロールする種々の方法について、ワークブック形式で自分の考えや経験を基に書き込んでいくような作りになっています。ただ、本が結構分厚くて書き込みがしづらいので、私は別にノートに書いていくようにして使っています。
本の構成は、大枠として5つのステップに分けられており、各ステップごとに章立てされていて、全部で17章まであります。
今回ご紹介するのは、
【ステップ1】第1章:気分の変動をコントロールする方法を理解する
です。
この章には、取り組むべきワークはなく、ただ読んで理解するだけです。
双極症についてのざっくりした概要と、この本で何を目標にしてどんなことを学べるのか、薬だけでは対処法として不十分であるということ、この本をどうやって活用するかの説明などが書かれてあります。
この本のとっつきやすいところは、症状のある何人かの架空の人物が登場することです。彼らの症状は、同じ双極症といえど個人差があり、抱えている問題も様々です。
ワークの中でも、「○○の場合」と、誰かをピックアップして記入例が書かれてあるので、「こんな感じで書けばいいんだな」と参考にしながら取り組めます。
この第1章で、この本の活用の仕方をまず頭に入れてから、次章から始まるワークに取り組んでいく形ですね。
…というわけで、今特に紹介する部分なく今回は終わりそうですが、詳細について早く知りたい方は実際に本を手に取られることをお勧めします。
以下、訳者序文より。
”実のところこの病気は脳科学的なアプローチだけで片付くようなものではありません。ストレスに対する対処法、考え方のくせの修正、対人関係や生活全体を見直してみることなど、まさに心へのアプローチこそが治療の重要なポイントとなるのです。”
次回以降もこの本の紹介を続けていこうと思います。
少しずつ進んでいきましょう^^