~maimaiのなみなみブログ~

双極性障害Ⅱ型をもち、不登校・引きこもりを経て、社会人として立ち直り途上にあるアラサー女の日記です。

「断薬」はやめておいた方がいいという話<2>

こんにちは。maimaiです。

 

今回は前回の続きのお話。

 

宅建の試験日が近づくにつれて、主人は時間を惜しんで試験勉強に没頭、私は半分諦めつつも、問題集やテキストを見たりして勉強を続けていました。

試験数日前から、私の気分の調子が落ち始め、落ち込みとともに、うっすらイライラした感情が出てくるようになりました。そして、その矛先は一番身近にいる主人に…。

普段、私はイライラしたり怒ったりすることはほとんどなく、たまに生理前に少しイライラするくらいで、鬱や軽躁のときは、ただ落ち込むとか、ただ気分が良いという感じで、怒りの感情に結びつくことはほとんどありません。

ただ、年齢とともに感情の出方が変わってくることはあると思うので、ちょっと変化してきているのかもしれません。

 

試験日当日の午前中(試験は午後からありました)、家事をしていた私は、最近寒くなってきたし、衣替えをしようと、押し入れの引き出しの中をゴソゴソと漁っていました。なぜ、そのタイミングで?と思われそうですが、例えば、大事な何かの直前に、どうでもよい部屋の掃除を突如始めたりとか、わかる人にはわかる行動かと(^^;

そのころ主人は、仕事場の事務所での勉強を終えて(主人は自営業者)、試験場に行く前までに少し休もうと、隣の寝室で横になって仮眠しようとしていたところでした。

試験を直前に控えて極限までピリピリしていたと思います。試験に良いコンディションで臨もうと、かなり気を張っていたと思います。

その主人のいる寝室の隣の押し入れで、ゴソゴソゴソゴソ衣替えをしようとしている私…。その音で眠れない主人…。主人の怒りは我慢の限界を超えました。

 

寝室の扉をバッと開けて、「音がうるさくて眠れない。静かにしないなら今すぐ出ていけ」「とにかく出ていけ」と私に詰め寄る主人。イライラが募っていた私はそれに応酬し、「出ていけ」と言われたことに対してカチンときて「だったらお前が出ていけ!」と大声で怒鳴る。主人が怒って私を突き飛ばす。怒りをコントロールできなくなった私は、台所にあったお皿やコップを床に思いきり投げつけて割り散らかす…。

アパート暮らしなので、もう少し騒ぎが長くなれば、隣室の方に警察を呼ばれていたことでしょう(^^;幸いにも?、私が皿を割って床を派手に散らかしたことで、一旦夫婦喧嘩は収まりました。

物を壊して怒りがスーッと収まってからは、後悔がドッと押し寄せてきました。ガラスや陶器片の散乱した床を途方に見つめながら、とりあえず掃除しなきゃと、大きいかけらを拾い集め、小さいかけらを掃除機で吸い、悲しさで心が一杯になって泣きながらも粛々と作業していました(なんといったって午後から試験でしたし)。

ある程度掃除が終わり、主人の様子を見ようと寝室を覗きました。苦悶の表情で眉根を寄せてベッドに横たわっている主人を見て、「私はなんてことをしてしまったんだろう…。どうして彼を大切にできなかったんだろう。ごめんなさい…。」反省、深い後悔。。

すぐに主人の元に寄り、心から謝りました。

 

「皿割ってスッキリしたやろ?」と主人。ありがたいことに、その時はすぐに許してくれて、仲直りし、午後からの試験を受けるための会場に一緒に行くときも笑顔を見せてくれてました。

お互いため込んでいたものを吐き出すことができて、結果的に良かったのかもな?と、その時は思っていました。

 

試験の事前説明が終わり、問題用紙等が配布されて、試験が始まるまでの待ち時間は、ものすごく長く感じられました。これまでの苦労はこの瞬間のためにあったのです。とにかく、主人が良い結果を出せますようにと、そればかり考えていました。

 

そして、試験は無事に終わりました。

<3>に続く。