~maimaiのなみなみブログ~

双極性障害Ⅱ型をもち、不登校・引きこもりを経て、社会人として立ち直り途上にあるアラサー女の日記です。

生存本能

こんにちは。miamiaです。

 

先週から今週にかけて、体調を大きく崩してしまい、仕事をお休みいただいて実家に帰省して療養したりしていました。

しばらく前から、体調が悪いのは続いていましたが、身体の不調と心の不調で参ってしまって、あまり考えもなしに、病院から処方されている薬を中量服薬していました(多量ではありません。あまり多すぎると、身体が拒絶して途中で吐いてしまうので。)。確実に死ねるかどうかなんて全然考えていなくて、もう本当に自身の不調に疲れてしまって、ふとした拍子にやってしまいました。。

 

そのまま床に就き、意識を失っている時間がしばらく過ぎたようです。

途中、仕事の合間に、私の様子を見に主人が家に帰ってきたそうです。ベッドに寝ている私を見て、安心して、溜まっていた洗い物を片付けていた主人。

そこへ、ベッドから私が起き上がってフラフラした私が主人の近くへ来て、何かをモゴモゴ言っている。何か様子が変だと気づく主人。

ごみ箱から取り出した殻になった薬のケースを見せて、「これとこれを飲んだ」と伝える私。驚く主人。

またベッドへ戻り、眠り始めた私。主人が声を掛けても、意識が朦朧としているようで返答がない。

これは大変だと、救急車を呼ぶ主人。その間も意識がない私。

病院へ行くにあたって、お薬手帳が必要だと判断した主人が、私にどこにあるかを聞くが、返答がない。大声で「どこにあるの?!」と叫ぶと、びくっと起き上がり、スタスタとお薬手帳がある場所へ行く私。

救急車のサイレンの音が聞こえ始め、近くに来たと分かったら、階段を降りて自分の足で向かおうとする私を慌てて止める主人。

 

…その後近くの病院へ運ばれ、そのままHCU(高度治療室)で1日入院することになりました。

 

と、ここまでその時の流れを書きましたが、私が覚えているのは、薬を飲んで寝た時と、病院で目が覚めた時のみです。

その間の、自分で薬を飲んだことを申告した時や、お薬手帳を取りに行ったとき、階段を自力で降りようとした時というのは、まーーったく記憶がありません。

 

今回飲んだ薬の量は、そんなに多くなかったのもあるし、薬の成分的に死に至るようなものではなかったとは思うのですが、私の身体は危機的な状況を感じたのでしょうか。

本人の意識がない状態でも、命の危険があるという事でなんとか助けを求めて、本能的に動いたのでしょう。

 

その生存本能のおかげで、今もこうして無事に生きている訳ですが。

深刻な状況だったと思いますが、主人から話を聞いたときに、そうやって本人の意思とは反して生きようとしている自分自身に笑ってしまいました(^^;

 

今回の件では、一番身近に対応してくれた主人に、かなり(死ぬほど)心配をかけました。今なら冷静に、大切にしてくれている人が悲しむことはしないと考えられますが、薬を飲んだときはその余裕さえなかったです。

たぶん、自殺を考えてるときって脳が正常に作動していないので、落ちつくまで実行には移さない方がよいです。しばらくすれば、落ち着くことが多いので。私が言うのもなんですが。

あと、まだ生きたいという気持ちがどこかにあるのなら、誰かに相談してください。

家族や友人・学校の先生、病院の先生でもいいし、命の電話でもいいし、行政のホットラインでもいいし、いのっちの電話でもいいし、なんでもいいです。ちゃんと話を聞いてくれる人のところで自分の気持ちを聴いてもらってください。

私は主人にも家族にも相談できなかったので、坂口恭平さんがやっている「いのっちの電話」にかけて、運良くすぐ話せましたが、「もうちょっと死にたくなってから電話してね」と電話を切られました(^^;毎日毎日死にたい人の電話相談を受けてるだけあって、対応が違いますね(達観しておられる)。

まぁ、実際その時点ではちょっと死にたいくらいだったので、仕方がないですが。余談ですが、私は坂口さんのファンですし、毎日ツイッター見ながら応援しています。

坂口さんに電話するときは、嘘でもいいので、「今すぐ死にたい気持ちです」と言いましょう。話を聞いてくれますよ、その方が。

 

 

色んな方の助けを借りて、なんとか生き長らえさせてもらいましたが、だからといってすぐに体調が回復して、また元気に生活できるようになれるわけでもなく、ずるずると不調を抱えながら、会社からは「焦らなくてもいいよ」とありがたいお言葉を頂戴しながら、夫の愛情をひしひしと感じながら、生活する今日この頃。

 

来週からは、ぼちぼち仕事に復帰する予定なので、この週末は体力・気力回復に力を入れようと思っています。

 

 

少しずつ進んでいきましょう。

でも、たまには立止まって休んでもいいよ。